急拡大中の恋愛系マッチングアプリ市場で競合に追いつき追い越すために脱・手探りのASO

登録会員数70万人 (※2023年5月時点) を誇る婚活パーティ情報サービス「オミカレ」およびビデオ通話マッチングアプリ「オミカレLive」を提供する株式会社オミカレ。同社にて、マーケティングマネージャーを務める中條義猛氏とプロダクトマネージャー兼エンジニアを務める上田直樹氏に、競争が激しいマッチングアプリ市場においてASO対策で競合他社と差別化を図るにあたってのAppTweak活用方法についてお話しいただきました。

課題

– はじめに、「オミカレ」と「オミカレLive」の特徴について教えてください。

中條氏　「オミカレ」は、全国各地で開催されている婚活パーティを掲載しており、自分にぴったり合う婚活パーティを効率的に見つけることができるプラットフォームです。

上田氏　「オミカレLive」は、婚活パーティー探しのオミカレに登録する会員の3人に1人が利用しているマッチングアプリです。真剣に婚活・結婚したいと考えている会員が多く、チャットからではなく、ビデオ通話による会話から始まる点が特徴です。

– AppTweak導入以前からASO対策は行っていましたか？

中條氏　取り組んではいたものの、完全に手探りのASOでした。例えば、「オミカレLive」について、「チャットではなくビデオ通話から始まるマッチングアプリ」というコンセプトは決まっていたので、感覚的にそれにまつわるキーワードを狙ってみたり、自分達の想像しうるペルソナからキーワードを狙ったりしていました。

その際に、無料で利用できる他のASOツールなども試しましたが、キーワードの検索ボリュームなど見られるデータが限られていることから、なかなか思ったような効果が得られなかったというのが実際のところです。

– ASO対策を行う上で、AppTweakの導入に至った経緯と決め手について教えてください。

中條氏　ツール選定においては、チーム全員が直感的に使用できるような使いやすさがあることはもちろん、キーワードボリュームや自社アプリの現在地、競合 (ベンチマーク) との差分が可視化できることを基準にしていました。

様々なツールを検討しましたが、AppTweak導入の決め手となったのは、これらの基準を満たしていたほか、低価格でありながらサポートチームがスピーディで非常に手厚いという点です。

導入

– 日々の業務の中で、具体的にどのようにAppTweakを使っていますか？

上田氏　毎朝欠かさず確認しているのは、インプレッション、カテゴリランク、ダウンロード数、アプリパワーなどいった指標です。ASO Intelligenceのアナリティクスツールでは、これら指標における自社・競合のデータをダッシュボード化して、一つの画面でまとめてチェックできるので、とても見やすく便利です。

中條氏　さらに、定期的に競合アプリのASOタイムライン・メタデータ履歴にアクセスし、アプリ内イベント等を実施しているか、どういったメタデータ要素に注力してアップデートをかけているのか、クリエイティブにどのような変更点を加えているのかなどを見ています。

例えば、クリエイティブについては、これまで「No. 1」と表記されていた競合のスクリーンショットが、突然「3人に1人が〜」というような訴求に切り替わっていたら、その変更の背景についてチーム内で話し合い、自社の今後の方向性について検討を進めたりしています。

また、ランキングに異常な変動が見受けられた場合には、AppTweak無料版ツールのアプリストアのアルゴリズム変更検知機能を確認すると大体の原因が把握できるので安心です。

効果

– AppTweakを使ってのASO対策をはじめ、どのような効果を感じられていますか？

上田氏　キーワードボリュームが可視化されるようになったことで、狙い目のキーワードに対して的確に施策を投下することができるようになりました。

というのも、導入以前は手探りでのキーワード選定を行っていたため、上位でランクインできているキーワードがあったとしても、それらがインストールにどれだけの効果をもたらしているのかが分からない状態にありました。

AppTweakを使い始めて、これまでターゲットとしていたキーワードのうち、検索ボリュームが低く、流入が少ないものが特定できたので、その後はなるべくボリュームが50以上あるワードでの上位表示を狙いに行く戦略に切り替えることができました。

中條氏　他には、アプリパワーなどの数値指標で競合との距離感が可視化できていることも非常に大きいと考えています。

「オミカレLive」は、リリースして間もないサービスではありながらも、老舗のマッチングアプリに迫る勢いで成長中です。AppTweak導入以降、このように具体的な数値やデータを用いたASO対策ができるようになったことが、この成果の大きな要因の一つとして挙げられると思います。

また、チーム内でもAppTweakの管理画面を眺めながら、目標に向けて共通言語を持って会話ができるようになったおかげで業務効率化が進み、ASOにかける時間もこれまでの3分の1に削減することができました。定量的な効果だけでなく、定性的な効果も得ることができたのは大きなメリットです。

– 最後に、アプリ事業における今後のゴール、またはASOの観点での目標などありましたら、教えてください。

上田氏　まず「オミカレLive」については、安心・安全にご利用いただけるマッチングアプリという認知をしっかりと確立しつつ、マッチングアプリ界隈の上位ランクに食い込めるように頑張って行きたいです。

中條氏　そして「オミカレ」については、婚活パーティー探しアプリの定番として、WEBのみならずアプリでも認知され利用されることを目指しています。

ASOに関しては、まだ初心者なのですが、実践していく中で今まで行ってきたWEBのSEOとは全く別物であることを実感することができたので、これからもAppTweakのYouTube動画やブログ記事、ASO認定資格コースなどを通して知識を深めていければと思います。