AppTweak Japan、「日本輸出大賞2022-2023」受賞!これまでの成果や今年リリースされた新機能の振り返り
今年もまもなく終わろうとしている最中、当社にとって大変嬉しいニュースがありました!AppTweak Japan合同会社は、この度「日本輸出大賞2022-2023」を受賞しました。日本輸出大賞2022-2023は、ベルギー・ルクセンブルグの製品、サービスの日本への輸出、日本国内における輸入・流通で最も成功を収めた企業へ2年に一度与えられる賞です。11回目を迎える今年は、ベルギーならびにルクセンブルク政府後援のもと、在日ベルギー・ルクセンブルグ商工会議所 (BLCCJ) によって開催されました。
今回の記事では、受賞を記念して、日本オフィス設立からの3年間を振り返るとともに、常に進化を遂げているAppTweakツールの最新機能をご紹介します。
日本輸出大賞について
2004年に初めて設立された日本輸出大賞は、在日ベルギー・ルクセンブルグ商工会議所 (BLCCJ) の発案によるものです。日本とベルギー・ルクセンブルク間のビジネス関係を支援、奨励することを目的としています。この大賞はベルギー・ルクセンブルグの製品、サービスの日本への輸出、輸入また日本国内における流通を行っている企業が対象となります。
公式選考基準は以下のとおりです。
- 日本市場に於ける存在感と、日本との取引に於ける企業の大きな実績 (成長率または規模)
- 新たなニッチ市場におけるビジョンを示し、新たなチャンスもたらす果敢な技術革新
- 市場獲得における忍耐力、製品およびサービスの日本的嗜好や基準への適応
- アプローチの独創性 (マーケティング、流通、環境保護、デザイン、調査等)
- 企業精神 (マーケティング、マーチャンダイジング等)
「審査員は、アプリストア最適化 (ASO) ツールの分野において、同社が近年遂げてきた力強くダイナミックな成長、日本市場への進出成功、そして高い目標を掲げて日本に注力していく姿勢を高く評価しました。AppTweakは、ベルギーのあまり知られていないデジタル産業のリーダーとしての側面を表しています。現代性、多様性、グローバルな視点やスキルを兼ね備えている若いチームであり、日本の多くの人に良い模範を示しています。」
— 在日ベルギー・ルクセンブルグ商工会議所会頭 ファブリス・ティロ
「当社の日本進出における功績を評価していただき、大変光栄に思います。若いチームでありながら常に高い目標を掲げ、日本のユニークな市場に適応したセールス、マーケティング、プロダクト戦略の実現に努めて参りました。グローバルチームによるサポートのもと、日本のお客様にも当社の革新的なASO 対策ツールを提供することができ、誇りに思っております。日本のアプリマーケティング業界における ASO のリーダーとして、今後もアプリ開発者を支援し、ベルギーのトップテック企業の1社としての存在感を確立していきたいと考えております。この度は誠にありがとうございました。」
— AppTweak日本代表、安田夏妃
日本上陸から約3年、これまでの成果は?
数字で見る、AppTweak Japanの成長
約3年前、新たな市場を探索しに来日した当社CEOのOlivier VerdinおよびCPOのMarie-Laure Cruytは、言語の壁や日本特有なSaaS業界のあり方、ASO自体がまだニッチで競争が少ないことを目の当たりにし、日本オフィス立ち上げの必要性を実感したとのこと。そこで、日本代表の安田夏妃のもと、日本市場向けにローカライズされたツール、コンテンツやサポートを提供しアプリやゲームパブリッシャーの成長を促進させることを目的にAppTweak Japan G.K.が設立されました。
現在は、マルチリンガルな20代女性3名という珍しいチームで主にセールス・マーケティングを中心とした日本における事業展開を図っております。わずか3年間で400%以上の成長率を達成し、顧客数も1400%増加しました。また、IT製品レビュープラットフォームのITreviewでは、総合評価4.3をいただいております。(※2022年12月時点)
活動の幅が広がった2022年
日本上陸当初は、弊社が提供しているすべてのサービスにおいてローカリゼーションが必要だったり、コロナ禍でマーケティング活動がオンラインに限られていたりと厳しい状況下にありました。徐々に行動制限が緩和され、今年は、ASOセミナーやアプリ担当者向けの交流イベントの開催、東京ゲームショウへの出展など、5つのオフラインイベントを実施することができました。
第1回アプリ担当者向け交流イベント「App Growth Happy Hour」および「東京ゲームショウ2022」についてのイベントレポートはこちら
さらにコンテンツにおいては、キーワード最適化や競合調査に役立つAppTweakツールの活用法を掲載したヘルプセンター記事を更新したほか、アプリ市場分析サービス「App Ape」と共同で執筆した競争の激しい日本のモバイルゲーム市場への参入を成功するにあたって欠かせないインサイトが満載の白書をリリースしました。
白書「2022年版 日本のモバイルゲーム市場: 利用データとASOの動向」の無料ダウンロードはこちら
また、今年は社外活動にも取り組むことができました。AppTweakでは、CSRの一環として四半期に一度、ボランティア活動を行うカルチャーがあります。パンデミックの影響により休止しておりましたが、11月に日本チームにとって初となる活動として、NPO法人グリーンバードのゴミ拾いに参加して参りました。
AppTweak Japanは、更なる成長を目指し、現在4人目のメンバーとなるカスタマーサクセスマネージャー兼ASOエキスパートを募集しております。詳細・ご応募はこちらから!
2022年下半期にリリースされたAppTweak新機能をご紹介
創業以来、当社は業界で最も正確なデータやインサイトを提供するために常にデータサイエンスに注力して参りました。AppTweakツールご利用の皆様のアプリやゲームの認知度やダウンロード数を促進させるべく、アプリストアから直接データを収集し、データサイエンスを駆使して、重要な指標や実用的なインサイトを抽出しています。
創業8年目となる2022年は、データサイエンスの面で大きな前進を遂げ、当社にとって非常に飛躍的な一年となりました!特に、業界初のアプリストアに特化したセマンティック検索エンジン「Atlas」の開発は、AppTweakが提供するデータをより正確にするだけでなく、様々な新機能を生み出す上で大きな影響を及ぼしました。
アプリとキーワードをより正確に関連付けた「Atlas」
今年の6月、当社はASOツール業界史上初のアプリストアに特化したセマンティック検索エンジン「Atlas」をリリースしました。Atlasは、アプリストア上の全アプリ、全キーワードを単なる文字の並びとしてだけでなく、検索したユーザーの意図や目的を考慮した上で関連性をマッピングしたシステムです。これにより、特定のアプリにおいて、何千もの関連キーワードや類似アプリをより正確に識別することが可能になりました。このシステムは、AppTweakツールの「ブレーンストームリスト作成」機能や「関連性スコア」といった指標にも活かされています。
- 「ブレーンストームリスト作成」機能を活用することで、たったのワンクリックでアプリに関連性が高く、検索ボリュームも多いキーワードを100個リストアップすることができます。
- Atlasのテクノロジーにより、当社独自のKPI「関連性スコア」が新たに生まれました。この指標を参考にすることで、メタデータに含んだキーワードがそのアプリを求めるユーザーをターゲットする上で適切であるか判断できます。
業界初のアプリストアに特化したセマンティック検索エンジン「Atlas」ついて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください!
アプリが属するカテゴリをより細かく分類した「AppDNA」
App Store・Google Playでは、それぞれ約30カテゴリにアプリが分類されていますが、例えば「ライフスタイル」カテゴリにおいてはポイ活や出会い系、年賀状作成など幅広い目的のアプリがあります。そこで当社は、アプリを機能性や目的に沿って200種類ものジャンルに細分化したAtlas搭載のAppDNAという分類システムを開発しました。
AppDNAは、現在以下の機能に取り入れられています:
- トップチャート:カテゴリだけでなく、AppDNAごとに上位アプリを確認できるようになりました。これにより、自社アプリと同じマーケットで競うアプリを特定することができます。
- キーワードツール:同じAppDNAを持つアプリにおいて使用頻度の高いキーワードが提案されます。
- 競合提案機能:同じAppDNAを持つアプリが競合として提案されます。
より多くのデータへのアクセスが可能になったAPI
AppTweakユーザーのニーズに合わせて、当社のアプリストアAPIが生まれ変わりました!この新しいAPIにより、以下のことが可能になりました:
- ダッシュボードの作成やアプリパフォーマンスの測定(ダウンロード数、売上等)
- 日々のアプリストアデータを取得し、主要なASOインサイトを自社のソフトウェアに追加
- 世界各地の市場分析、グローバルおよびローカルな市場動向の把握
カスタムレポートが作成できる「Reporting Studio」
現時点では、Enterpriseプランのお客様限定でベータ版としての公開のみですが、「Reporting Studio」というレポート作成用ツールを追加しました。Reporting Studioでは、アプリ、ストア、国、カテゴリにまたがるデータを組み合わせて、ニーズにぴったり合ったレポートを作成することができます。ランキング、ボリューム、インストール数など、あらゆる指標を1つのグラフに表示できるだけでなく、URLを通じてレポートをAppTweakユーザーでない外部の方と共有することも可能です。また、共有したURLからアクセスしたレポートは常に自動的にアップデートされるため、AppTweakで変更した箇所がすぐに反映されます。
まとめ
「日本輸出大賞2022-2023」やベルリンにて開催された App Growth Awards での「Best App Data Platform」の受賞、AtlasやAppDNAなどといった新しい技術の開発により、2022年はAppTweakにとって非常に盛りだくさんな一年となりました!
当社を支えてくださったお客様、ユーザーの皆様、そしてパートナーの皆様に心より感謝いたします。
来年も、たくさんの新機能をリリースする予定ですので、ぜひご期待ください!今後とも、AppTweakをどうぞよろしくお願いいたします。
AppTweakのインサイトを活用して、2023年に向けてASO戦略をさらにパワーアップさせましょう!