効果的なアプリストアの説明文の書き方とは?6つのポイントを押さえよう!【Google Play】
App Store・Google Playにおいて、アプリページの説明文は、どんなアプリなのかだけでなく、なぜダウンロードすべきかをユーザーに伝えるための重要な要素です。
特にGoogle Playの場合、詳細な説明はストアでの検索順位や可視性に大きな影響を及ぼすため、最適化することが欠かせません。
今回の記事では、Google Playでアプリのダウンロード数を伸ばすのに効果的な説明文の書き方について解説していきます。
【ポイント1】 App Store・Google Playにおける説明文の違いを把握する
App StoreとGoogle Playでは、詳細な説明の書き方はもちろん、フォーマットやキーワード選定において注目すべきポイントが大きく異なります。
- 最大の違いとしては、App Storeでは説明文に含むキーワードがインデックスされないのに対して、Google Playではインデックスされるという点です。つまり、Google Playの場合、詳細な説明に含んだキーワードが検索結果での表示順に影響を及ぼすということです。
- App Storeにおける説明文の目的はコンバージョン率を上げることなので、いかにアプリに興味を持ってもらえそうな説明を書くかがカギとなります。Google Playでは、コンバージョンUPに向けた対策だけでなくキーワード選定を慎重に行うことが求められます。
- App Storeとは違い、Google Playでは「キーワードフィールド」がありません。そのため、ランクインを狙いたいキーワードのほとんどを詳細な説明に入れる必要があります。説明文の響きが不自然になるようなワードは避け、ユーザーに興味を持たせたり可視性を高めたりする効果があるキーワードを選びましょう。
【ポイント2】キーワード調査を行う
上記で説明した通り、Google Playでは「キーワードフィールド」がありません。つまり、狙いたいキーワードすべてがアプリページのユーザーから見られる箇所に表示されるということです。アプリの魅力や機能性をユーザーに伝えつつ、狙いたいキーワードでのランクインを目指すには、関連性と検索ボリュームの両方が高いキーワードを選ぶと効果的です。
キーワード選定を行う際は、AppTweakツールの以下の指標を参考にすると良いでしょう。
- 検索ボリューム:キーワードの検索人気度を0から100の数値で表します。
- 難易度:特定のキーワードについてランクインできる可能性を示します。数値が高くなるほど、そのキーワードでのランクインが難しくなります。
- チャンス:特定のキーワードでトップ10入りできる可能性を0から100の数値で表します。数値が高くなるほど、トップ10入りできる可能性が高くなります。
- 関連性:アプリとキーワードの関連性を0から100の数値で表します。スコアが高いほど、関連性が高いということになります。
キーワードを選ぶ際は、主要キーワード単体だけでなく、主要キーワードを含んだロングテールキーワードも候補に入れましょう。例えば、「ミュージック」というキーワードについては「ロックミュージック」「無料ミュージック」「ライブミュージック」などのロングテールキーワードが考えられます。ロングテールキーワードをリストアップするプロセスは、後に説明するキーワード密度を高めたい際に役立ちます。
効果的なキーワードの選び方についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください
ワンポイントアドバイス
キーワード表の「ライブ検索」機能を使用すれば、リアルタイムでそのキーワードの検索結果が確認できるので、さらに関連度を確かめることができます。【ポイント3】ベストプラクティスに沿った説明文の構成を考える
アプリの詳細な説明は、キーワードの可視性とコンバージョンの両方に影響を与える要因であるため、それらを考慮しながら説明文の構成を考える必要があります。効果的な説明文を組み立てるには、下記で紹介するベストプラクティスに従いましょう。
- 詳細な説明の最初の数段落は、アプリに興味を持ってもらうことを目的に書くことが重要です。特に1段落目は、最も読まれる箇所なので、コンバージョン重視で書くことをおすすめします。アプリのバリュープロポジション(価値提案)を記載し、競合との差別化を図ると良いでしょう。
- 次のセクションでは、アプリの機能性をわかりやすく伝えるために箇条書きで簡潔に主要機能を紹介しましょう。箇条書きで記載することで、不自然な文章になることなく狙いたいキーワードを入れていくことができます。ここでは、重要な機能から順に並べることがポイントです。さらに、特に強調したい機能については太字や下線でユーザーの目に留まりやすくすると良いでしょう。
詳細の説明では、受賞した賞やポジティブなレビューやプレスリリースを記載してアプリへの信頼や関心を高めることも効果的です。ただし、「No. 1」や「トップ」などといった文言を使いすぎるとかえって印象が悪くなってしまうため注意が必要です。
【ポイント4】キーワードに優先順位をつけて説明文に入れる
Google Playの詳細な説明では、どのキーワードを入れるかだけでなく、どこに入れるかもアルゴリズムに考慮されます。一般的に、アプリページを訪問したユーザーは、詳細な説明の初めの数行にしか目を通さないことから、その数行に含まれているキーワードが特に重要視されています。
説明文の導入部分となる初めの数行はもちろん、各段落の初めの文章や箇条書きの部分、ヘッダーなどに狙いたいキーワードを取り入れるようにすると良いでしょう。
【ポイント5】説明文のキーワード密度を意識する
最も主要なキーワードについては、キーワード密度(キーワード出現率)の目安が2〜3%とされており、その他の狙いたいキーワードについては、1〜2%が理想的です。
出現率を上げようとやみくもにキーワードを詰め込む「キーワードスタッフィング」をすることは避け、できるだけ自然な文章を書くようにしましょう。この際、役に立つのがロングテールキーワードの使用です。
先ほど、ロングテールキーワードの説明で出した「ミュージック」というキーワードの例に戻りましょう。「ロックミュージック」「無料ミュージック」「ライブミュージック」は、どれも「ミュージック」というワードを含んでいるものの、Google Playのアルゴリズムでは、それぞれ別のキーワードとして認識されます。これにより、キーワードスタッフィングをすることなく、主要キーワードにおける最適な出現率を達成することができます。
【ポイント6】イベントや行事に因んだ季節感のあるキーワードを説明文に取り入れる
アプリ内でイベントや行事に因んだ期間限定のサービス、機能やオファーを提供する場合、これらを説明文で紹介するとコンバージョンを上げるにも、その期間中に検索ボリュームが高くなるキーワードを狙うにも効果的です。
例えば、Eコマース系のアプリの場合、ブラックフライデーやクリスマスでユーザーの購買意欲が盛んになる11月、12月頃になったら、ホリデーシーズン限定のお得な情報などを詳細な説明に入れると、ユーザーはよりアプリに魅力を感じるかもしれません。
まとめ
ASO対策を行うにあたって、Google Playの詳細な説明を最適化することは欠かせません。以下6つの要点を押さえながら、効果的なアプリの説明文を書きましょう。
- App Store・Google Playにおける説明文の違いを把握する
- キーワード調査を行い、検索頻度の高いキーワードを特定する
- 構成を意識しながら詳細な説明を書く
- 主要なキーワードは、説明文の最初の数行に取り入れる
- 主要なキーワードの出現率を2-3%に保つ
- イベントや行事に合わせて季節感のあるキーワードを使用する
これらすべてを考慮しながら書くとなると、一見難しいように思えるかもしれませんが、多くのユーザーは説明文の最初の数行にしか目を通さないので、考えすぎずに試行錯誤を重ねながら書いてみましょう!